静岡清水自転車道(Tartaruga:65.5km/3,630km)

お出かけ

 久々平日に休みを取れたので、天気予報とにらめっこ。梅雨の気配濃厚の中、ラッキーにも東海地方は「晴れ」予報だったのでウェブをあさってみると「静岡清水自転車道」を発見。三保から富士の絶景が見られる⁉︎とワクワクしながらタルタルーガをメガーヌに積んで、日曜は早めに就寝。

 朝目覚めると予想に反して曇天。まぁ静岡へ行けば晴れるんだろう!と呑気に考えて出発。しかし一向に晴れる気配はないまま、出発地点とされる清見寺に到着。ところが駐車場が見つからず、結局興津駅スタートに。

 この静岡清水自転車道は「大規模自転車道整備事業」の「太平洋岸自転車道」の一部として静岡県が3区間にわたって整備している自転車道の東側1/3,東京側から見ると起点にあたるところ。ところが実際に行ってみると起点とされる場所はR1そのもので、当然自転車専用道など無し。すぐに海沿いの県道(市道?)に逸れるものの状況は変わらず、しかも港湾施設が並ぶ地区なので大型トレーラが頻繁に走っているためロードバイクであっても車道を走るのは傍迷惑な状況で、やむなく「自転車通行可」の歩道を走る羽目に(ただし、結構歩道が広いのでそこそこ快適には走行可)。

 清水駅手前から自転車専用の立派な道が現れて、ヨットが並ぶ清水マリンパークを経て、また一部歩道に戻ることもあるものの、大半はきちんと整備された専用道を走って三保の入り口へ到着。
 海へ突き出した三保の街中も一定の道幅で整備された快適な自転車道が続く中、あちこちで「旧三保駅まで○km」という看板。もしかしたら…と思っている内に旧三保駅があった公園へ到着。思った通り清水駅からここまでの快適な自転車道は、廃線になった鉄道の軌道を転用したもの。道理で快適に進めたわけ。

 その後は普通の車道をしばらく走ることになり、やがて東海大学の博物館を過ぎて細い道に入ると、そこが三保の略突端(東端)。曇天ながらも雲に隠れること無く眼前に聳える富士山はやはり雄大。晴れていればもっと気持ちよかったんだろうなぁ、と思いつつ、さらに回り込んで行くと再び自転車道が現れて、三保飛行場を経て清水灯台へ到着。

 そこからは海沿いの堤防上が「自転車道」とされており、波の音を聞きながらしばらく爆走。ところが松林が濃くなる頃、自転車道は終了。そこからは遊歩道となり「自転車は押して歩きましょう」の表示。
 平日、しかも曇天のお陰か人影は疎ら、三保の松原での静かな散歩を楽しみながら暫く進むと、そこがいわゆる「羽衣の松」。きっと松林越しに富士山が見えるんだろうな、と期待しながら砂浜を海辺に向かって歩いて(ピュアなロード用ではないものの、底が硬いサイクリングシューズで砂浜を歩くのは結構ハード)行ったけど、残念ながら富士山は雲の向こう。

 ここ周辺は家や道路を大幅改修中で暫く迷ったものの、偶然自転車道入り口を発見し、再び海沿いの専用道へ。
 そしてここからは、もうひたすら海岸線に沿う一本道。途中からR150に沿うものの車道とは完全に隔離され、荒くなってはいるもののちゃんと舗装されていて、アップダウンや細かいカーブ・クランクなども無く、ただひたすら道なり、まっすぐ。西に向かって走る右手には日本平の高台と、その斜面〜麓に連なる石垣イチゴのハウス。海側含めて風景もほとんど変わらず、走るという意味では安全面した含めて非常に良い環境と言えますが、見方を変えると退屈極まりないルート、というのが正直なところ。

 どんどん進んでいくと遥か遠くに見えていた風車が徐々に大きくなっていき、おっと、こんなに大きかったのか、と思う頃、安倍川河口に行き着き、ここで静岡清水自転車道は終わり。
 三保のまわりを除くとまぁただ走るだけ、のコースですが、まずまず快適に、そして何よりも安全に走れるところは貴重だなぁ、と思いつつ東向きに走り出した瞬間、結構な向かい風。そのまま殆ど弱まることが無く、結果的には往路の数倍疲れてヘロヘロになりながら興津に帰着。次は安倍川から西の「静岡御前崎ルート」にチャレンジしてみようかな、でも往復120kmはちと長いか、など考えながら、帰途へ。

hisashi

hisashi

長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

関連記事

カレンダー

2024年3月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

過去の日記

TOP