奥多摩ラフティング〜BBQ

水のある風景

 職場の定年退職者の歓送イベントで奥多摩へ。普通は飲み会が多いのですが、今回は本人の希望でなんとラフティングに挑戦する、という趣向。自分自身、ラフティングは初めての経験なので、ワクワクしながら、でも梅雨の時期なので天気を多少心配しつつ、当日の朝。
 家を出た瞬間からポツリポツリとフロントウィンドウに雨粒が落ち始め、圏央道で幾つかトンネルを抜けると結構な雨量に。残念に思いながら高尾を抜けると雨が止み、まぁ不安定ながらも持つかも、と思いつつ現地到着。

 「安全確保についてちゃんと説明を受けました(万が一何かあっても自己責任です ^ ^;)」という用紙にサインして、衣服を着替えて(下は各自持参した短パンで、上はフリースと防水ジャケット。希望者はウェットスーツも)、ライフジャケットとヘルメットを受領。ライジャケのショルダーベルトに持参したアクションカメラ(HX-A1H)を取り付けて、準備万端。でも実際にはそこから多摩川の出発点まで20分ほど車で移動。ライジャケとメットは川についてからでもよかったんじゃ無いかなぁ、と思いつつ、汗まみれになって到着。

 出発点は御岳苑地駐車場。有名なポイントの様で多くのショップや個人客っぽい集団がアチコチ、さらにカヤックを持った人達もチラホラ。しかも川のアチコチには釣り客も出ている様で、さすが梅雨時期とはいえ水遊びのメッカ、というべきか、なかなかの賑わい。改めて装具をお互いに点検して、漕ぎ方、落ちた時の対処方法などを練習して、いざ水面へ。
 雨が降っていないとはいえ少し肌寒い天気の中、さらに上流域の川の水は暖かいハズが無く、これは結構水に落ちたらハードかも、と思いつつ、出発。

 まぁ、奥多摩とは言えそこそこ川幅は広く、全体としては穏やかな流れに任せてゆっかり進みつつ、要所々々で瀬に突入して多少のスリルを味わう、という感じ。途中で岩にぶつかる様なことがあっても「水に投げ出される」というほどでは無く、でも他のボートが近づくと水の掛け合いになって結局びしょ濡れ。
 途中のトロ場でボートから降りて、まずはお決まりの「岩の上からの飛び込み」。本日のメインゲスト、最年長者が嬉々として飛び込んだからか、結局全員がチャレンジ。その後は「シーソー」と称して定員の倍がボートに乗り込んで左右に分かれ、お互いに揺さぶりあっていずれ誰かが落ちる、あるいは転覆、要は大人の水遊び。想像以上に水が冷たくて長く浸かっているとヤバいかも、って感じも微かにありましたが、無事で何より。

 川に沿ってあちこちに多くの釣り人がいて、場所によっては邪魔をしない様に声を潜めて進んでいくこともしばしば。一方で、「身動きもせず熱心に釣りをしている人がいるなぁ(邪魔しない様にしないと)」と思いながら進んでいくと、実は案山子だったり。最初は誰かのイタズラ、遊びかと思っていたが、あちこちにいるのでガイドに聞いてみたら、なんと実用上の理由とのこと。野生の鵜(川鵜)がせっかく放流した鮎を食べてしまうので、それを防ぐために立てているそう。

 ラフティングも半ばを過ぎて流れがどんどん緩やかになって刺激が乏しくなる一方で、徐々に疲れてきてリアクションが薄くなり、その両者の相乗効果により「川の流れを静かに楽しむ」という時間が長くなり始めた頃、無事ゴール到着。水から上がってみると改めて体が冷えて疲れていることを実感。用意してくれていた少し甘い紅茶で生き返って、ボートを回収して撤収。

 その後は着替えて少し車で移動して、BBQ。用意されたコンロと食材を川の中州に持ち込んで、早速火おこし。
 持ち込み自由だったので、木曜日の夜から漬け込んだスペアリブとピクルス(キュウリのピリ辛炒めとナス・パプリカのマリネ)を差し入れ。疲れた体にはピクルスは大好評で、あっという間に完食。一方のスペアリブは、最初どうしても火が上がり気味で周りだけ焦げ気味となってしまい苦戦しましたが、じっくり時間をかけて遠火で焼くことでこちらも美味しく食べることができました(ただ慣れないメンバーでBBQする時は、ホイルで包んで焼くか、予め家で煮込んでおくなどした方が吉であることを再認識)。

#BBQは本当に久々で、すっかり要領を忘れちゃってました。

 食材は結構豊富で、ただ皆お腹が減っていたので大騒ぎ。なんとなく焼き側にまわって(まぁ、やっぱ料理が好きなので)、皆が嬉しそうに食べているのを見ているだけで自分はお腹が一杯に。途中雨が降ったり日が照ったり、天気がクルクル変わる中、まぁまぁ盛り上がって、無事終了。こういうのもたまにはいいなぁ(特に人が集まらないと難しいし)、と思いつつ、帰宅。

hisashi

hisashi

長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

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