必要なモノを一つにまとめられて非常に便利なシステム手帳(かつて、かの山根一眞さんは「男が持つハンドバッグ」と喩えられましたが)。でもその最大の弱点は「書き辛さ」。バインダにセットしたままではリングや厚みなどが邪魔になり、外すと机上の状況で大きく振られる。
どうにかしたくて、でもどうしようも無くて。昔fILOFAXについていた様なジョッタをA5サイズでどうしても欲しくて、web中を探してたどり着いたのが、革小物のオーダーメイド店Bagera。
web上に公開された作品達と、その後やりとりしたメール越しに感じられる高田さんご夫妻の落ち着いた雰囲気がすっかり気に入ってしまい、迷うことなくジョッタとバインダをセットでオーダーしてしまいました。
革の材質や色も寸法も、全てメール＆手紙のやりとりで決めた「フルオーダーメイド」。4末に頼んで届いたのは11初。待った甲斐がある、本当に持っているだけで嬉しくなる様なモノが届きました。でも一つだけ気になる点があって恐る々々修正をお願いしたところ、快く、しかも無償で即対応していただき、おかげでこの世に一つしかない自分だけの手帳が完成しました。
手帳は1日で最も多く手に触れるものなので、長く大事に使っていきたいと思います。
＃その内他のモノもオーダーしてしまいそう。
Bagera，A5システム手帳＆ジョッタ[特注] 約100,000円強
(その後の顛末) iPhone/iPadにより「情報を紙で残す/紙で持ち歩く」ことが無くなり、いわゆる「システム手帳」の出番が無くなりました(かつて、fILOFAXを溺愛した山根一眞さんが「秘書を持たない人のためのもの」と称したシステム手帳は、PDA – personal digital assistant – の発展版ともいうべきスマホ/タブレットに取って代わられた、ということでしょう)。結果私の手帳もiPad miniを納めるためのフランクリンにその座を譲って引退しました。
