メタルカラーの時代


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updated : 2010-05-06
from : 2004-09-01

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Books

 間違いなく私は活字中毒。中学おわり頃からSFにハマってハヤカワ文庫と創元推理文庫を買いあさり、会社にはいってからはビジネス書も結構面白くて読みあさり、ついでにコミック文庫も買いあさり...
 やっぱり自分は活字無しではいられないなぁ、とつくづく想う。

「メタルカラー」の時代(全6巻+3巻)

山根一眞,小学館

「メタルカラー」の時代
 情報整理や電子小物フリークとしても有名なノンフィクションライターの山根一眞さんが「週間ポスト」で続けた連載モノをまとめなおしたもの。'91年に連載が開始され、'93年に第1巻が発行されてから15余年、連載合計784回,ハードカバー6冊(その他特編3冊)という大作まで発展(さらにその後文庫本化)。

 主に日本の工業界においてモノ作りに携わり、種々のイノベーティブな製品を生み出してきた技術者達を山根さんは「メタルカラー(ホワイトでもブルーでもない、新しいカラー=襟、の意)」と名付け、彼らへのインタビュー結果を「対談」という形で表現しなおした、「技術者礼賛の記録」が本書であり、工業分野のバイブルと表現する人も。

 山根さん自身が「技術おタク」っぽいところがある(失礼!)おかげで、本人との直接の対話の中でキモとなる部分や裏に隠れた本音などをうまく聞き出して、それらがまたイキイキと表現されていて、読み物としても、またビジネス書としても非常に参考になることばかり。
 同じエンジニアとして、私はこの本によって何度自分の甘さを痛感させられ、また何度挫けかかった心に鞭打たれ、またまた何度切れかかったキモチが癒やされたことか、わかりません。心正しきエンジニアたる者、この本を読んで感動し、この本を読んで勇気づけられ、この本を読んで自らを振り返らずにはいられないことは間違いなく、絶対に読むべき本の一つ、と思います。