「プロジェクトX」(全30巻)
NHKプロジェクトX制作班,NHK出版

一人の超天才を中心に発明が発見が生み出される欧米人に対し、無名の人達が集まって、組織の力、衆知の結集で多くのハードルを超えていく日本人のビジネススタイル。そこに日本の独自性を見出し、そこで生まれた数々の成果を関係者へのインタビューや再現ドラマで描いていくプロジェクトX。
どう考えても着眼点は山根一眞さんの「メタルカラーの時代」に違いなくて、とりあげられる話題もかなり被っている(当然山根さんの方が早い)、という難点はあるものの、技術者としての自分にはやはり見逃せないシリーズ。
#山根さん本人も「あれは二番煎じだ」と発言されている様で。
扱う範囲も科学技術や製品だけでなく、古寺の復元や医療体制の確立など多岐にわたっていて、それぞれの人達がそれぞれのシーンで、それぞれの信念に基づき独自の工夫をして、物事を成し遂げていく様子が実話として綴られていく様子は真実が持つ迫力の固まり。
映像は一過性だけど、活字になると何度でも読み返して深読みができる。「メタルカラーの時代」と並んで、これもエンジニア必読の書ではないか、と思う。
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