「星を継ぐもの」~「内なる宇宙」(4部作)
ジェームズ・P・ホーガン,創元推理文庫

ある日月面の洞窟で発見された、深紅の宇宙服をまとった死体。中性子を使って物体内部を透視する装置を開発した天才エンジニアが呼び出され、宇宙服の中の死体や持ち物の調査をキッカケとして、いつのまにか人類発生の謎や、さらに銀河レベルでの謎に直面し、そして解決していく...
'77年発表の「星を継ぐもの」により一躍現代ハードSFの旗手として脚光を浴びたジェームズ・P・ホーガンが紡ぎ出す世界の特徴は、「いかにもそれらしい科学技術を軸として展開され、思わず納得させられてしまう未来像」。本シリーズで扱われた人類発祥の謎や、また他シリーズのタイムマシンや超兵器,さらには人工知能や機会生命体等々。どれも必ず「緻密かつ論理的に説明」されるので、いずれもすごくリアリティを伴って「現実」っぽく、そして予想を遙かに超えるところまで広がっていってしまうのが彼の世界。特に技術系の人間ほど虜になってしまうのではないか、と思います。
ぜひ彼が仕掛けた数々の技術的トリックに騙されて、それによって織りなされる壮大な「技術的まやかし」の世界を味わってみてください。
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