台風の余波

日々の暮らし

 ファクサイと名付けられた台風15号は、最初進路予報が二転三転しましたが、て最終的には東京・神奈川直撃コースとなったもののピークは2~3時頃で6時には雨もあがりそう、という予報となり、安心していたのですが…

 日曜午後、まだ晴れ間が見えていたにも関わらず、警戒を促す市広報からのメールや放送が数度。そしてついに午後3時、市内全域に対し「警戒レベル3:避難準備・高齢者等避難開始」が発令され、さらに4時には土砂災害計画区域に対し「警戒レベル4:避難勧告」が発令。
 幸い自宅まわりは崖などないし、相模川が氾濫しても結構ガッシリしたマンションの5Fなのでまぁ部屋の中にいれば心配ないし、ということで、ベランダまわりのものだけ早めに片づけて、あとはのんびり夕食をとって、きっと寝ている間に嵐は過ぎ去ってしまうでしょう、と思っていたのですが…

 最初の「誤算」は、iPhoneがけたたましく鳴り響かせる「警報」音。警戒レベルが上がったせいか、隣接する市に対する警戒情報まで入るようになり、寝入りばなを叩き起こされること数度。警報にボリュームなんか無いし、もちろん「夜は知らせないで」なんて設定は無いし。
 でも、これでは本当に眠れなくなってしまうので、覚悟を決めて警報通知機能をoffにして、やっと就寝。

 そして翌朝。目論見通りすでに風雨のピークは過ぎ去り、ちゃんと片づけておいたこともあって、何一つ実害はなく、台風一過。
 それでもニュースを見るとほとんどの電車が運航を開始していなくて、電車通勤の人たちの到着は遅れるかもしれないけど、まぁ車は問題ないだろう、と楽観モードのまま、でも幾分早めに海老名から横浜金沢方面へ向けて出発。

 普段よりもクルマはちょっと少な目、道もまわりの街並みも特に変わったところは無いなぁ、と思いながら走行。それでも途中何か所か路面に水がたまっているところなどもあり、それなりに跡は残っているなぁ…と思いつつ、でも時間的にも順調で、大船あたりを過ぎた頃。
 ナビが普段と違う走行ルートを指示するのでさすがにヘン、と思ってルートチェックをすると、普段通っている朝比奈IC近くの相武隧道あたりに「通行止め」の表示。

 そういえば一週間くらい前のゲリラ豪雨の時にも土が少し流れ出していたしなぁ、と思いながらナビの指示通り鎌倉川へ側へ迂回。
 さすがに鶴岡八幡宮あたりはちょっと渋滞したけれど抜けたらすぐにまた順調に流れ出し、明石橋で渋滞していたけどナビは右折して逗子方面へ向かうルートを示しているし、そりゃぁ朝比奈峠を抜けるよりも逗子から全路沿いに六浦方面へ向ける方が早いだろうねぇ、と何も疑わずにさらに迂回。

 途中信号が全て消えているのでおかしいなぁ、でも幹線道路じゃないから夜は消えてたりするのかなぁ(でも普通は点滅だよなぁ)と多少は周囲の様子に疑問を感じつつも、でもあと20分くらいで会社につくとナビは言っているし、普段よりも10分遅れぐらいだから、まぁ順調だった方か、と走っていくと、突然また渋滞し、その先には手信号で迂回を命ずるおまわりさん。
 ナビは直進を示しているのに…でも通行止めが増えたのかな…で、仕方がないので指示通りに迂回。

 で、そこからはもうビッチリ渋滞、ただ、ただ苦行。神武寺の先から東伊豆へ迂回させられたのですが、そもそも和私のナビは「通行止め」を認識していないので、ひたすら「元へ戻る道」を案内するだけで使い物にならず、結局オーソドックスに田浦でR16へ出て…というルートを取らざるを得なかったのですが、わずか7km余で結局2時間半余(まぁ、ナビが動いても他に抜け道は無かった気もしますが)…

 家を出た時は「真夜中の間に台風が抜けちゃってラッキー!」という軽い気持ちで走り出したのに、結局会社まで4時間半の苦行。
 改めて調べてみると、台風の中心はちょうど三浦半島を葉山あたりから横須賀まわりへ向かって横断し、そのまま東京湾を長軸方向に千葉市方面へまっしぐら、というルートを辿った様で、集中的に爪痕を残してくれた、ということでした。
 やはり台風を侮ってはいけません…(結局朝比奈の通行止めは夜になっても解消せず、そこを迂回するために2時間かかってしまったし…)

hisashi

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長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

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