スマートホーム再構築#4(照明編-2;廊下・玄関など)

電気仕掛け

 玄関や廊下など「必要な時だけ点灯して欲しい」スペースには、やはり人感センサと連動したスマートライトが似合います。Ikeaトロードフリで「時間帯によって色と明るさが変わる人感ライト」を満喫しています。

廊下/玄関の電気はIkeaトロードフリ
ちょっと「スマート」な使い方
このやり方では失敗
これでうまくいった!

 大抵の家では居室以外の玄関・廊下などはどこも白熱球(のカタチをしたLED球)や小型のクリプトン球を使っていると思います。これらの「スマートライト化」は配線などはそのままで電球本体を交換すれば済むので、とても簡単です。

廊下/玄関の電気はIkeaトロードフリ

 Homekit対応のLED電球のメジャーどころと言えば、PhilipsのHueとIkeaトロードフリ。使い勝手もラインナップは大差無く、また基本的には専用アプリではなくiOSのホームアプリやショートカット/Siriから直接扱うので使い勝手も略同等(当然混在させることも可能)。その中で引っ越し前の我が家では、Hueよりちょっと安いIkeaトロードフリを使っていました。

 今回はそれを継続して、玄関・廊下・洗面所・脱衣所・洗面台の電球を全てトロードフリ電球に交換して、要所々々にモーションセンサも設置。
 一つ困ったのは廊下のクリプトン球。口金サイズがクリプトン球と同じトロードフリ電球はありますが、発光部分はそこまで小型化されていません。廊下天井の照明は半球型に抉られたスペースに横方向へ電球を差し込む構造だったため、発光部分がつかえてしまって取り付けられません。ソケットから丸ごと交換が必要か(電気工事の資格が無いから業者に頼むしかないんだよなぁ…)、と失望しつつダメ元でAmazonを漁ってみたら、しっかり「横方向を縦方向へ変換するアダプタ」が売っていて、助かりました。

ちょっと「スマート」な使い方

 ただ「人が近づくと自動的にN/OFFする」だけではつまらないので、居間などの照明と同様に「時間に応じて明るさと色を変える」をセットアップ。
 居間の照明ではショートカットのレシピ作りましたが、こちらはホームアプリのオートメーションを使います。

このやり方では失敗

 ホームアプリに登録されている家電や機器類(=「アクセサリ」)を細かくコントロールする場合に使う機能が「オートメーション」。
 「オートメーションの追加」を選んで、最初に「イベント」を設定します。これは、その後に設定する細かい操作を実行する「キッカケ」を指定するもので、通常の「時間指定」の他、登録されている「アクセサリ」がコントロールされた時やモーションセンサなどの「センサ」が反応した時、などを指定することができます。

 今回やりたいのは「モーションセンサが人を感知→その時の時間帯に応じて任意の明るさ・色で点灯→指定した時間が経ったら消灯」なので、そのまま「イベント」に「玄関のモーションセンサが動きを感知した時」を指定して、さらに「時間」と「玄関の照明」の明るさと色を指定。これで動くだろう、と思ったのですが、なぜかうまく動作しない…
 オートメーションでは「センサが反応した時」に「通知を送る」という機能も指定できるので、試しに設定してみたのですが、これも反応無し。
 どうやら、ホームアプリでは個々のセンサをしっかり認識している様に見えるものの、実際にその信号を受け取って行動を起こす部分がうまく動かない様です(バグかなぁ…バグならいつか治るのかなぁ…)。

 次に思いついたのは「イベント」に「アクセサリがコントロールされた時」を使ってみること。
 モーションセンサに応じた点灯/消灯は正しく動いているので(このヘンはホームアプリを介さずに直接センサとLED電球間でやっているのかも)、「玄関のライトが点灯したら」をイベントに指定して、コントロール対象アクセサリで「玄関のライト」を選べばいいんだ!と思ったのですが、これも失敗。イベントで選択したアクセサリと同じアクセサリをコントロール対象として選ぶことはできない様になっており、この方法も断念。

これでうまくいった!

 ここで挫けそうになったのですが、このままだとただ「遠隔操作できる」だけでスマート(賢い)では無いなぁ、と思ってさらに試行錯誤。
 そして思いついたのが「シーン」を使うこと。

 ホームアプリの「シーン」を使うと複数のアクセサリを同時にコントロールすることができます。例えば夜寝る時に家中の全ての電気を一度に消したい場合、「おやすみ」という「シーン」で全ての照明アクセサリの消灯を選択、登録しておきます。あとはホームアプリから「おやすみシーン」を選んだり、Siriにお願いすれば実行してくれます。また「おやすみシーン」を「オートメーション」で「アクセサリ」の代わりに選んで時間を指定しておけば、毎日同じ時間になったら自動的にすべての照明を消してくれます。

 これを利用して、まずは「昼の玄関(=白色フル発光)」と「夜の玄関(=電灯色3/4発光)」を作成。その後オートメーションで「玄関のライトがONになった時」に「昼の玄関」または「夜の玄関」シーンを実行する様に指定します。
 ショートカットレシピの場合は「if文」を使って時間ごとに「昼の場合」と「夜の場合」の双方を同じレシピに書き込みましたが、オートメーションでは「if文」は使えないので、それぞれ「夜用」と「昼用」の2つのオーtメーションを作成します。我が家の場合は

「昼の玄関」オートメーション;「玄関のライト」がONになったら、6:00~18:00の場合、「昼の玄関」シーン実行;10分後にOFF
「夜の玄関」オートメーション;「玄関のライト」がONになったら、18:00~6:00の場合、「夜の玄関」シーン実行;1分後にOFF

の二つを作成。これでバッチリ動くようになりました。

 この機能を使えば、例えば「玄関のライトがONになったら」「すべての照明ON」なども実行できます。
 さらにアクセサリやシーンを選ぶところに「ショートカットに変換」という機能もあったので、「Switchbotにつながっている機器類も指定できたらすごいぞ!」と期待したのですが、残念ながらここで指定できるのはapple純正アプリ止まりでSwitchbotを指定することはできませんでした。ガッカリ。

hisashi

hisashi

長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

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