Ikea TRÅDFRIでスマート照明

電気仕掛け

 SwitchBotでは期待ほどの「スマート感」を得られませんでしたが、一方で「COVID-19感染抑制のため手洗い前に手に触れるものを極力減らす」という大義名分(!)の元でIkea TRÅDFRIによる玄関~洗面所まわり照明のスマート化を実施。安価で組めるのが魅力だけど、ギチギチに造りこみたい人には物足りないかも。

 「スマートホームは照明の自動化」から。AppleのIoT規格「HomeKit」に対応した照明器具ではPhilipsのHueとIkeaのTRÅDFRIが知られていますが、コスパを考慮してTRÅDFRIを選択。まずは「お試しセット」的な「ゲートウェイキット」と「モーションセンサ」を購入して、玄関~廊下まわりからチャレンジ。

 設定はとっても簡単。「Ikea Home smart」アプリをiPhoneにいれて、あとはその指示に従って進めるだけであっさり接続。Ikeaアプリへ登録すると自動的にHomeKitに組み込まれるので、二度手間にもなりません。続きを読む

 これでモーションセンサに応じた自動点灯/消灯はもちろん、先日購入したHomeKit miniからSiriにオン・オフを頼んだり、「ホーム」アプリで明るさや色味を自由に変えたり、さらに「○時になったら自動点灯」や「○時以後は電球色」の様な「スマートっぽい」操作が可能になりました。

 イイ感じで動作することがわかったので「玄関からトイレ・洗面台までノータッチで自動点灯/消灯」を目指して電球とモーションセンサを追加購入してセットアップ。せっかくなのでHomeKit対応の電源プラグにヒーターをつないで「トイレの電気がついたらヒーターも起動,5分後に自動停止」という防寒対策まで施して、おかげで最初は「意味わからない」と訝っていたツレも満足の環境が実現。

 ただ例によって、ここまでやって「なんか物足りない」感がムクムクと。ハンズフリーで点灯するのでとても便利になったけど、例えば消灯までの時間やその時の時刻に応じた色味・照度の変更などの細かい造りこみはTRÅDFRIだけではできないことを発見。もしかして「単純な人感センサ付ライトでも実現できたのでは?」という、構想を根幹から揺るがす疑問です。続きを読む

 HomeKit対応のモーションセンサはIkea以外からも販売されており、それらを使えばTRÅDFRI電球含めて各機器を直接制御することが可能です。そのかわり高価で、またアプリ上で作りこむ手間も当然発生します。一方で「そこまで必要か?」と考えると、今の状態で充分満足(今のところ…)。
 「スマートを極める」という意味では物足りない面があるものの、必要な機能をリーズナブルな値段で揃えられるということがIkea共通の特徴の一つだと思います。また他のHomeKit対応製品と自由に組み合わせることで拡張も可能なので、とりあえずはスマートホーム/スマート照明をやってみたい、というニーズにはピッタリかと思います。

Ikea,スマート照明TRÅDFRI(公式)

(その後の顛末) せっかくハンズフリー化したのに、どうしても無意識でのスイッチ操作がとまりません(習慣って恐ろしい)。TRÅDFRI電球は6回オン/オフをすると設定が初期化される設定になっており、そのせいか反応しなくなることが数度。そこでAmazonを漁って、自動化した照明の壁スイッチにスイッチカバーを設置。適当にそれらしいものを選んだだけなので、正規の使い方なのかどうかは判りませんが、とりあえず誤操作は無くなったので良しとしましょう。

(その後の顛末-2) IkeaのHome smartアプリのバージョンアップにより、モーションセンサがHomekitから直接認識される様になりました。このため、センサと照明の間の結びつきを自由に定義できる様になった他、センサが反応した時の時間によって色と明るさを変えたり、他のhomekit対応デバイスと連動させるなど「スマートホームっぷり」が増しました。素晴らしい!

hisashi

hisashi

長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

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