高崎旅行最終日は前日までとは打って変わって、上天気。ホテルでちょっと早めに朝食をとって、関東屈指のパワースポットともいわれる榛名神社へ。
上野國六之宮ということなのでそれほど格が高いわけではないはずですが、関東屈指のパワースポットとも言われている(らしい)榛名神社。車で上がって行って赤い大鳥居を抜けた先にある入口には、石造りの鳥居とその向こうに聳える立派な山門、ではなくて随神門(どうやらここは古くから神仏習合となっていた様で、どうみてもこの門は「寺」っぽい)。
まだ比較的早い時間だからか、榛名山の森の巨木の間を縫う様に進む参道はほとんど人影が無く、静寂の中微かに脇を流れる春名川の水音が聞こえ、とても心が落ち着く世界。
ゆっくり進んでいくと徐々に石段が混じり始め、三重塔(これもまた神仏習合の名残?!)を経て、張り出した岩の脇を抜けて、その先にお茶屋と、ちょっとあがったところにお手水場。
そしてここから先は急に様相がかわり、言わば「垂直に登って行く」感じの石段が本堂まで続きます。
大きな岩の隙間を狙った様な急な石段を登った先に神門と社務所があり、そこからさらに石段を登った所には屹立する巨石を背負う双龍門の先に、神楽殿と本殿。
この本殿もまた特殊。横から見ると岩(御姿岩)に本殿が食い込んでいる、というか、本殿から岩が飛び出している、というか…さらにその岩の上には別の岩が乗っかっていて、それがなぜ落ちて来ないのか、崩れて来ないのか、不思議な感じ…
これら手水場から本殿までが岩と一塊の様に配されて、榛名川を挟んだ対岸には瓶子の滝。
深いけれど比較的穏やかに感じられる森の中を歩いてきた後で出会う、ギュッとあらゆるものが集められた様な空間。この密度感がパワーを集めるのか、それともパワーが集まる場所だからこれらが集中配置されたのか…どちらが先かはわかりませんが、いかにも「何かありそう」な空気がこの榛名神社の魅力なのかもしれません。
