東京モーターショー 2019

お出かけ

 2年に1回度行われる東京モーターショー。年々参加メーカーが減って寂しくなるだけでなく、今年はさらにオリンピック準備の関係から2地区に分かれる変則会場となってしまいましたが、やはりちょっと無理があったかなぁ。

 かつては世界中の車が集まるビッグショーでしたが、だんだん参加する海外メーカーが減り、ついにPorsche,Audiを含むVWすら不参加となり(結局海外メーカーはベンツとルノーだけ)事実上「国内メーカーだけが集う国内モーターショー」となってしまったTMS2019。
 さらにオリンピック準備で東京ビッグサイトの東展示棟が使えなくなってしまったため、少し離れた青海展示棟にメガウェーブの一部をくっつけた「青海エリア」と従来の西・南展示棟からなる「有明エリア」との2地区分散開催となってしまいました。

 そんな状態ではあっても会場周りはそれなりの人出、車出。駐車場渋滞を避けるため「船の科学館」にクルマを駐めて、ゆりかもめでまずは青海エリアへ。
 こちらの会場はトミカとKidZaniaなどのイベントスペースを除くと、半分トラック等大型車ゾーンが半分と、トヨタ・ダイハツ・スバルの「トヨタゾーン」が半分(なぜかLexusは別会場)。とよたぞーんは3社揃って結構なスペースでしたが、正直心に残ったクルマも展示も無く、いつのまにか一周、素通り。

 一応一通りまわっておこう、と思ってメガウェーブソーンへ行ってみると、こちらはなぜか太陽系とH型ロケットとガンダム。モーターショーのはずなのに、宇宙?!
 さらにその先には東京オリンピックにラグビーワールドカップ。なぜ?

 よくわからないまま、そこから「有明エリア」まで徒歩移動。両地区間にある夢の大橋を含むプロムナードを会場の一部(ただしチケット無しでも通れる)として取り込み、飲食スペースなどを設ける他、ルート沿いにいろいろなクルマを並べて「飽きさせない」工夫をしていました。○○さんのサイン入りとか記念モデルなども展示されているのですが(あろラブワゴンとか)、説明書きなどがほとんど無い(または目立たない)ため、多くの人が素通りしていて寂しい限り。
 一方で、このルートと並行して電動スケータやEVの試乗ルートが設けられていましたが、こちらは眺めも良くて、いいアイディアだなぁ(平日にも関わらず○時間待ちだったので諦めましたが)。

 約1.5km歩いて到着した有明エリアはいわゆる「トヨタ以外」のメーカーのスペース。ただ、正直こちらもほとんど印象に残るクルマも展示もなく、やはり一周素通り。

 モーターショーの魅力の(大きな)一つが「普段見かけないクルマが見られる」だと思うのですが、展示されているのは国産メーカーで、しかも大半が市販車ばかり。またショーモデルは「自動運転付き電気SUV」ばかりでショーらしい派手さも目新しさも無く、
世界プレミアのモデルも無く…
 まぁ、そもそも売れる車は軽とミニバンばかりの市場で行われるローカルモーターショーでは、出展メーカーも力(と金)をかける価値を感じない、というのが正直なところなのでしょうけれど、この凋落っぷりはひどいなぁ、と思いつつ、実質的な滞在時間は2時間足らずで見学終了。

 クルマを駐めた船の科学館へゆりかもめで戻ると、ちょうど日没直前で西の空に僅かに残る夕焼けがとても綺麗。モーターショーは期待外れでしたがこの風景を見れたので、そこそこ満足の一日(半日)でした。

hisashi

hisashi

長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

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