自動車の免許をとったのは20歳の時。アルバイトが忙しくてなかなか教習所へ通うことができず、期限ギリギリ6ヶ月でなんとか取得。
 その後家のクルマをほぼ独占状態で乗り回して(後半は大学もクルマで通ってたっけ)車無しではいられなくなり、社会人になって直ぐに自分のクルマを購入。
 多少遠回りでも、時間がかかっても、渋滞回避のため朝4時に起きなければいけないとしても、そのために前日はお酒が飲めないとしても、クルマでの移動を好む。
 サーキットも峠を必要以上に攻めることもなく、クルマも基本ノーマルで乗っていますが、運転そのもの、クルマを自分の手で操ることが大好きなので、可能な限り今後も乗りつづけていきたいなぁ。

#10 ルノー ルーテシアⅤ H/B Intens Tech Pack 7DCT(2021~)
#9 ルノー メガーヌⅣ H/B GT-line 7DCT(2018~2021)
#8 ルノー メガーヌⅢ H/B GT-line 6M-CVT(2013~2018)
 足かけ9年オープンカーを楽しみ「まだまだこれから」と思う一方でオープンモデルが国内市場から姿を消してしまい、またそろそろ多少は親孝行も考えて後席にも人が乗れるクルマにするか…という考えも頭を過ぎり、乗り換えを決意。実は車歴25年/8台目にして、リアドアがある初めてのクルマ。
 GRCの時は事実上一択でしたが、お蔭ですっかり欧州車に馴れてしまって日本車に戻る気になれず、ルノー継続でメガーヌH/Bを選択(そもそも国産車はミニバン・SUVか軽にシフトしてしまってCセグに選択肢が無いし)。
 内外装のオシャレ感や巡航速度以上でのフラット感(低速域ではGRCより硬く感じるけれどGT-lineだからか?)は欧州車/フランス車ならでは。またGRCでも重宝した「180km/hまで任意の車速で設定できる」スピードリミッタも自主規制に縛られる国産車には無い便利装備(高速での長距離移動で効果絶大)。前型車の弱点だった4速A/Tも6速M付CVT化されたことで、燃費が改善しつつ高速域までストレス無く走れるようになりました。
 残念ながら「太陽と風を楽しむ」ことはできないけど、クルマの性能自体は確実にレベルアップ。維持費が高いのが難点だけど(バッテリすらオートバックスでは売っていない…)、それも欧州車に乗る楽しみの一つでしょうか…
#7 ルノー メガーヌⅡGRC 4A/T(2009~2013)
 中古にもかかわらずvariettaの車検を2回通し、依然魅力は色褪せないもののいろいろヘタってきてるし、さすがに車齢10年突入は厳しい…と考えていた時に、バーゲンプライスのメガーヌGRCと対面(景気低迷で長在化するのをメーカーが嫌った)。メタルトップのオープンカーを新車で買える最後のチャンス!と思って乗り換えを決意。初めての”外車”購入。
 ハッチバック派生のメガーヌGRCは、スタイルは幾分(随分?!)武骨だけどオープン時の気持ち良さは全く同じ。しかもGRC-Glass Roof Cabrioletの名が示す通りルーフ面はガラスなので、クローズ時でも太陽を楽しめる!という素晴らしさ(夏は暑いけど…)。
 またフランス車の特徴か、普段は「ふにゃふにゃの足だなぁ」と思うのに高速域では不思議とピタリと安定して、高速道路での長距離走行でも全く疲れを感じなかったのにビックリ(しかもvariettaでは寝なかったツレがメガーヌでは常に爆睡という、お墨付きの乗り心地)。
 唯一の難点は「4速A/T」。売れない日本にM/Tは用意しない、は理解しますが、せめて5速A/Tを… しかもM/T文化の欧州ではA/Tの作りこみはできなかったのか、変則ショックは大きいし、強めにキックダウンすると逆にガクンと減速したり(エンジン制御と協調できていないのでしょう)…まぁ、馴れるしかないか…
#6 日産 シルビア varietta 5M/T(S15改)(2004~2009)
 次から次へと手頃なクルマ(特にクーペ)が世の中から消えていき、シルビアも現行で終わりがアナウンスされ、ならばもう一度S15を買うか、でも全く同じ車に乗り換えるのもなぁ…(本当はvarietta買いたかったのに生産中止になっちゃうしなぁ…)と逡巡した後、S15をそのまま車検へ。そのまま2年乗り続けて、さすがにこのまま同じクルマに乗り続けるのもなぁ…と思っていた時に、かなり出来の良いvariettaの中古車を発見、試乗して即決(結局シルビア系列5台目)。
 variettaはS15ベースのメタルトップコンバーチブル。S13やZ32/Z33のソフトトップほど耐候性や防盗性を気にせず(耐候性・防盗性は略ノーマルクーペ同等で、でもさすがに水漏れには弱くてソフトトップと略同等)楽しめるのが最大の売り。オープンでのドライブがあまりにも気持ちよくて、朝夕の通勤も基本オープンで(もちろん冬でも)走ってました。
 オープン機構で重量が増す一方で2L NA+5速M/T(ターボの設定は無い)なのでtype Rよりかなり非力になりましたが、逆に全身で一所懸命クルマを操らないと軽などに置いていかれてしまう、という緊張感と運転の楽しさを普段の道で満喫できる、というある種funなクルマです。何物にも代えがたいオープン時の快適性含めて、今でも”my best”です。
#5 日産 シルビア spec R 6M/T(S15)(1999~2004)
 ついにシルビアが5ナンバーにシェイプアップして戻ってきた!ということで、車検のタイミングで180SXから乗り換え。
 基本構造はS13およびS14と大差ない、というものの、コンパクトに引き締められたボディに250PSまでパワーアップされた2Lターボ+6速M/Tは、同じ2Lターボの180SX(ただしコチラは205PS)から乗り換えても「速っ!」。
 残念ながら6速M/Tのシフトフィールはそれほど良いものではありませんでしたが、しばらく乗った後で街売りのクイックシフトに交換して、ロール対策でスタビライザも交換など、自分にしては珍しく、後から手を入れて乗った車です。
 実際のところ普通に気持ちよく走るには充分すぎるパワーと足回りなので、気を抜いて走っても速い、シフトタイミングを失敗しても踏めば追いつく、みたいな感じで逆にちょっと運転がつまらなくなったかも、と思う時もありましたが、「走る」という意味では最も良くできたクルマだった、と今でも思います。
#4 日産 180SX type R 5M/T(PRS13後期型)(1996~1999)
 案の定3ナンバー化されたS14シルビアは全く人気が盛り上がらず、そのお蔭(?)で180SXがまさかのビッグマイナーチェンジを敢行。ちょうど車検だったので、180SXから180SXへ横滑り(S13系としては3代目)。
 リアスポイラは如何にも下品な大型ウィングタイプに変更されてしまったため付けるのはやめて、かわりにシルスポイラを選択し、サンルーフももちろん装着。ついでに今までロールの大きさが気になっていたのでNISMOのローダウンサスペンション(車検対応)に交換して気分一新。
 クルマのメカ自体はほとんど変更されませんでしたが、足を変えた分乗り心地や車の動き多少スパルタン気味になった走りを楽しむことができました。
#3 日産 180SX type II 5M/T(PRS13)(1993~1996)
 大人の事情で3ナンバー化してしまったシルビア(S14)にガッカリしたものの、兄弟車の180SXが5ナンバーのまま継続販売してくれていたので、車検のタイミングでS13から乗り換え。NAの設定が無いので(後に追加設定されたけど)2Lターボ+5M/Tの一択でS13同様SUPER HICASとリアスポイラを選択。
 シルビアはとてもキレイなクルマでしたが、180SXはリトラクタブルライト採用でギリギリまで低く抑えたノーズと低いルーフからリアゲートへの流れるようなファーストバックラインがまた違った美しさを作り出し、見て嬉しくて、乗って楽しい素晴らしいクルマでした。
 また180SXには着脱式のサンルーフがオプション設定されていたので、EXAほどではありませんが「風を感じながら走る」がこのクルマで復活しました。
#2 日産 シルビア Q's 5M/T(PS13)(1990~1993)
 EXAに2年乗って「やっぱマニュアルが欲しいなぁ…」と思う頃、ちょうどS13がマイナーチェンジを迎えて2リッターエンジンに切り替わったのを機に、NA+5速M/TのQ’sへ乗り換え。せっかくなので、オプションでSUPER HICASとリアスポイラ(両翼端が丸まった形状をしていたので”飛行機の羽根”などと呼ばれていましたが)を選択。一方で、残念ながらサンルーフは断念(設定されていた電動式サンルーフは厚みがあるため頭が閊える…)。
 余計なものがついていないクーペボディ+2L NAエンジンは力が溢れすぎず、非力過ぎず、のまずまずのバランス(もう少し高回転まで気持ちよく回ってくれるともっとよかったと思うけど)。またSUPER HICASは、本来的にはスタビリティ向上の意味合いが強いのですが、同時にステアリングがクイック化されており、気持ちよく走ることができました。
 (世代/年齢的にも)とにかく走るのが楽しくて、週末の午後などちょっと時間が空いた時などは首都高環状線をただグルグル回っていたりを繰り返し(飽きると羽田線~横浜線~第3京浜を周って帰る)、このクルマでM/Tの楽しさを覚えました。
#1 日産 EXA クーペ LA Version 4A/T(KN13)(1988~1990)
 初めて自分で買ったクルマは日産のEXAクーペ。社会人になって、最初の夏に購入。ちょうどS13シルビアが爆発的な人気を得た時で、どちらにするか悩んだけれど「(完全ではないけれど)オープンカーの気分を味わえる」のが決め手になって、EXAを選択。
 このEXAは完全にアメリカ西海岸を意識して作られた「手頃な(なんちゃって)ライトウェイトスポーツカー」で、最大の特徴は「リアゲートが着脱/交換できる」こと。ボディは普通のクーペタイプだけどリアガラスとトランクが一体で開くリアゲートになっていて、一方でいわゆるワゴンの様なスクエアなリアゲートも用意されていて、これを自分で付け替えることで「1台でクーペにも、ワゴンにもなる!」というトンデモ無いモデル(残念ながら日本国内では法規により付け替えはできませんでしたが)。
 また屋根も着脱式のTバールーフ(すっかり見なくなりました)になっているので、ルーフとリアゲートを外してしまうとかなりオープンカーに近い気分で楽しめる、という秀逸な思想を持つクルマでした。
 残念ながらその様なギミックを積んだおかげで1600ccのツインカムNAエンジン+4速A/T(ずっとA/Tに乗っていたので…)にはちょっと重すぎる面はありましたが、ルーフを外して(万が一雨が降った時に困るのでリアゲートは1回しか外しませんでした)海や山を散々走り回り、このクルマで風の中を走る爽快感を覚えました。
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