カーナビタイム/Carplayはまだ時期尚早の様

電気仕掛け

 Googleマップに続いてNAVITIMEの「カーナビタイム」がApple Carplayに対応したことがわかり、とりあえず1ヶ月無料試用。i-mode時代から鍛えられた老舗ナビに期待していたのですが、結構バグ(あるいは仕様の作りこみ不足)なのか、あるいはCarplay側の制約なのか、いずれにしてもまだまだ残念な点に多数遭遇。

 さすがにルート探索結果は申し分なし。純正マップと異なりちゃんと渋滞や有料道路有無を考慮してくれるし、Googleマップみたいに「こんなところ通れないよ…」という道に誘い込まれることもない(比較対象がレベル低すぎ?!)。

 一方で、これは開発がサボっているだろう(仕様の作りこみ不足にせよ、バグ出しモレにせよ)、と思われるのが
・3D(バードビュー)表示ができない
・音声操作ができない
・音声案内のON/OFFができない
・ルート案内が終わると勝手に縮尺が変わる
 (大抵は広域すぎてそのままでは役に立たない)
・操作が途中で止まって先に進まない
 (実際には、iPhone本体のみに表示された操作待ちに気づかず放置)

 また純正マップやGoogleマップでも略同様なので、Carplay側の「安全ポリシー」や「処理能力/速度」による制限かも、と思われるものとしては
・スマホでは当たり前のピンチIN/OUTによる縮尺変更ができない
・経由地付ルート探査ができない
・ルート案内中に周辺の施設などを調べることができない
・目的地検索ではローマ字直打ちのみ
 (カナ変換されずにそのまま検索されるので、ヒットしないものが多)
・ナビから音声が出ている間はオーディオなどは完全ミュートされる
 (特にラジオなどを聞いていると度々途切れてウザい)

…これらが本当にCarplayによる制約なのであれば、Carplayの詳細は期待薄、と考えざるを得なくなりますが…

 また私が「カーナビタイム」に対して最もストレスに感じることは「Carplayでできること/できないことの情報がほぼ皆無」という点。ウェブ上ではあれができる、これができる、Carplayに対応!って書いてあるのに、Carplayではできないことが多すぎます(無料アプリならガマンしますが…)。

 ということで、現時点での私自身の判断は「カーナビタイムにお金を払うほどの優位性は見当たらない」。
 普段はGoogleマップを使い、どうしても通常の車載カーナビ並の機能を必要とする場合には「Yahooカーナビ」を直接iPhone上で使う、というのが妥当な線かなぁ、と。

 Carplayの様な余計なものは介さず、ダイレクトに画面をミラーリングできるタッチパネルで「カーナビタイム」や「Yahooカーナビ」を使えれば一番良いのだけど、残念ながらiOS圏内にはその様なものは見当たらず(Androiod系ならあるみたい)。今しばらくはこのままガマンするしか無さそうです。 

hisashi

hisashi

長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

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