江戸東京博物館(★★☆,両国)

 今年のGWは混み具合などが想像つかないので、遠出は自重して都内遊び。館内に日本橋を再現してしまったことで話題となっていた(気がする)両国の「“_blank” rel=”noopener noreferrer”>江戸東京博物館」は、徹底してミニチュアや実物大模型を使った立体での展示を追及している、想像以上に内容充実のミュージアムでした。

 あまり下調べをせずに訪れたのですが、まずその大きさとともに外見形状の奇抜さにビックリ。3Fはほぼ全面屋外で、(多分)日本家屋か城の「屋根」を模したであろう三角形の塊(常設展示エリア部分)が4本脚で支えられて宙に浮いている、という代物。webをチェックしてみると「隣接する両玉国技館と違和感が無い様に」ということらしいけど、よほど違和感ありありな感じ。

 一方で館内は、入って直ぐ目の前にあるのが実物大の「日本橋」模型。開館当時かなり話題を呼んではいましたが、正直「それほどでもない…」というのが第一印象。まぁ、どうしても「日本橋」というと広重の浮世絵をイメージしてしまいますが、例えばあんな感じで人影や橋向こうの江戸の町(もちろん書割でいいので)が再現されていたりするとソレらしい気分になれると思いますが、ただ木の橋がドンとあるだけではちょっと…

 橋を渡った先は「江戸ゾーン」。実物大模型やミニチュア/ジオラマを使って江戸時代の様々な事物や暮らしの様子などを立体的に示したり、駕籠や火消の纏を実際に担げるようになっていたり、きょくりょく体感・体験できる様に工夫されている様子が伺われます。
 実際に江戸の街並みでは道を行き交う人々による賑わいが多数の人形を用いて再現されていたり、大きな商家の模型では建物の中を忙しそうに立ち働いている人々が再現されていたり、さらに歌舞伎のコーナーでは怪談モノで使われる仕掛けが動的模型で紹介されているなど、見応えのある展示モノが多数ありました。

 一方で階を下った後半は「東京ゾーン」。明治以後の人々の暮らしや街の様子がやはりミニチュア/ジオラマや実物大の模型やセットでされています。また鹿鳴館やニコライ堂など有名な建物の模型では、ある一定時間毎に説明員による解説とともに種や壁の一部が開いて中の様子が紹介(鹿鳴館では中で踊っている人々の様子など)されるなど、こちらも様々な工夫が凝らされています。

 見せ方以外に江戸ゾーンとも共通している特徴は、なるべく庶民(都民?)の生活の様子を紹介しようとしていること。例えば昭和初期~中期の民家や公団住宅のセットなどは子供の頃住んでいた家を髣髴とさせるリアルさで、とても懐かしく感じました。

 この様にとても見応えのある展示物ばかりなので見て回っている内にあっという間に数時間経ってしまいましたが、この博物館の充実ぶりはホームページにも及んでいました。
 驚いたことにホームページ上ではほぼ全ての展示物が360度のパノラマ写真で撮影されており、ちょうどgoogle mapのストリートビューの様に見て回ることができる様になっています。しかも博物館の中を歩き回れるのは言うまでも無く、さらにジオラマや建物模型の中に入って歩き回ることまでできる様になっています。
 また小中学校の社会科見学用には目的別にワークシートをダウンロードできる様になっており、まさに至れり尽くせり状態。

 博物館が好きなので今までいろいろな場所を訪れてきましたが、リアル/バーチャル両面でここまでコンテンツが充実しているところは初めてです。
 歴史好きはもちろん、そうでない方もぜひ一度は訪れるべき良スポットであることは間違いありません。
 また海外の方々にとっても「伝統的な日本」を簡便に触れることができるし、外国語対応のボランティアガイドも充実しているので、浅草などよりも先に訪れるべき場所と言えるでしょう(実際にとても多くの海外からの旅行客も訪れていたので、今更念押しするまでも無い、有名スポットかも)。

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