Wacom Bamboo Stylus Solo〈退役〉

電気仕掛け

 「ついにワコムのタッチペンが全てゴム先から脱却!」という記事(広告?)を見かけて、早速Amazonをチェック。ペンタブレットの雄、ワコムがiOSデバイス向普及モデルとして数年前に満を持して市場投入しながらあっさりSu-Penの前で霞んでしまったBamboo Stylusも導電性繊維採用!ということで、懲りずに注文。

 実際に使ってみた感じは、ペンの滑りはミニSu-Pen(と略同等の気持ち良さ。ペン先の固さも略同等で、使い読けてヘタッてしまったミニSu-Penのグニャグニャ感と較べるとかなり上質(ペン先の球が略2/3露出するミニSu-Penに対して半円球型のBambooの方が、経時劣化に対しても強いのでは?とも思えるし)。
 また実は書き比べるまでは気付かなかったけど、ペン先の太さは元々先代の時からミニSu-Penと同じくらいなので、その面での書きやすさ(見やすさ?!)も同レベル。

 つまり「あのSu-Penのレベルに追いついた(経時後を含むと凌駕した、かも)!」と言っても過言では無いレベルに仕上がっている、というのが率直な感想です。

 Amazonのコメント欄で散見した「強く押しつけないと反応しない」については「まさにその通り」で、「ゴムのドーム表面に導電性布を張り付けた」構造のBambooはある程度押しつけないと接触面積が稼げないのに対して、ミニSu-Penは「フカフカの布」で出来ているためタッチしただけで面積が稼げてるため反応が良い。そのかわりSu-Penは劣化に弱く、筆圧の高い人が使うと逆にグニャグニャと先が変形して書き心地が良くない、と感じられるのだと思います。
 ちなみに私は元々筆圧が高めなこともあってか、しばらく使っている内に気にならなくなってしまいました(Bamboo側が馴染んだというよりは自分の手が慣れたためか、と想像)。

 ただしこれもまたAmazonコメント欄にも上がっていましたが、ペン軸のお尻側にはキャップの固定機構がついていないために使っているとポロポロ外れ、実に安っぽくて残念。
 スペース的には固定可能な構造にすることは全く問題無いハズなので、もしかしたらデザイン要望かもしれませんが、多分製造コストを抑えるためでしょう。
 確かにiOSデバイス用スタイラスは価狢が重要、ということはわかりますが、Su-Penの上質感とくらべていかにもチープ(まあ実際に安いのですが)なところはもう少しなんとかして欲しかったなぁ、と思います。

Wacom,Bamboo Stylus solo[CS160S] 1,936円(amazon)

hisashi

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長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

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