来宮神社(★☆☆,熱海)

お出かけ

 緊急事態宣言下ではありますが、毎シーズン恒例になっている義父母の熱海湯治へのおつきあい。まっすぐ帰るのもナンなので、ちょっとだけ「来宮神社」へ立ち寄り。コンパクトにまとまった、巨大なご神木を中心にした近代的パワースポットで緑を満喫しました。

 熱海銀座の脇を流れる糸川と新幹線が交差するすぐ北にある来宮神社。
 ここは樹齢2,000年と言われる大楠があり、ここを1周するごとに1年寿命が延びるとか、徳川家康が祈願してから出世した(と言われている)弁天様などもあり、パワースポットとして有名なところらしいです。

 正面の鳥居をくぐって最初に感じたのは「結構狭い」と「結構急斜面にある」こと。鳥居を頂点として北(=山)に向かう鋭い二等辺三角形っぽいスペースに高い木々がギュッと詰め込まれた感じの空間を入っていくと、正面に楠。古そうだけど、なんか地味、と思ってよく見たら「第2大楠」とのこと(それでも樹齢1,300年だそう)。あぁ、元々の大楠はもう枯れてしまって、2代目なのね、と勝手に思い込んで、そのまま本殿へ進んでお参り。

 ふ~ん、普通の神社かも、と思って周囲を見渡すと、本殿の左でにちょっと不思議な小径を発見。トンネル状にビッシリ生えた竹で先が見通せ無い中に、妙なカタチに土が押し固められた感じの道。なんか凝った造りだなぁ、と思いつつ進んだ先に、突然大きな、立派な木。最初に見た第2大楠とは比べ物にならないほど太く、あぁ、間違いなくこっちが本物のご神体だ…

 樹齢2,100年と言われる「大楠」は、そのまわりを1周すると1年寿命が延びる、と言われているそう。そのためか、誰でも簡単に一周できる様にウッドデッキが作られていて、また正面手前には撮影用のスマホ台も。大楠のまわりには、他にも少し高いところから楠を見下ろせるスペースや、静かに寄りかかって森の空気を全身で感じられる斜めに傾斜した壁など、非常に狭い敷地でありながら細かい仕掛けがあちこちに。夜にはライトアップもしているそうで、さすが、観光都市のパワースポット。

 また大楠の右手をあがったところには「大楠五色の杜」と呼ぶ不思議なスペースが。緩やかな斜面に沿って階段状にデッキやテーブルなどが配されていて、休憩所 兼 舞台 兼 披露宴や
展示会場にもなる多目的スペースだそうで、神社の森と竹林に囲まれて、何かノンビリできる空間。
 風も涼し気だったので、ここで抹茶を頼んで一休み。木々の間から除く真っ青な空が作り付けのガラス(石?)テーブルに映りこむ中に抹茶とお茶菓子。あいかわらずマスク必着、人混みダメ、遠出自粛、の堅苦しい生活が続いていますが、なんとなくそんな険しい空気を忘れてノンビリできた、ひと時でした。

hisashi

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長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

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