せたがや梅まつり(☆☆☆羽根木公園,世田谷)

 その名も「梅ヶ丘」駅を降りてすぐにある梅の名所「羽根木公園」へ春のお散歩。もちろん小田原曽我梅林の規模感や熱海梅園の造りこんだ感には遠く及ばず、まだ神田明神の様な雅な感じもありませんが、都内の駅近で「ついでにちょこっと立ち寄る」にはお勧めかも。

 通勤のラジオで「梅まつり」の案内が流れるようになり、週末の天気も晴れ予報。既に2月末には水戸偕楽園へ行く予定ではありますが、その前に手近なところでちょこっと散歩がてら行ってみよう、と思い立ち、いつものクルマではなく電車に乗って羽根木公園へ。
 「梅ヶ丘」駅から歩いてほんの数分、南斜面に広がる羽根木公園は古くからの由緒ある梅の名所なのかと思っていたのですが、実はそこそこ歴史が浅く、戦後しばらく経って区議会議員が記念で植えたのをキッカケに植樹を繰り返してできたそう。

 園内は細い散策路が荒い網の目の様に入り組んで設えられて、それに沿って略等間隔に梅の木が並んでいます。まだ2月頭であるにも関わらず、暖かい日が続いたおかげか半分以上の木で花が咲き揃い、また他の木も枝先までも膨らみつつある蕾が並んでおり、ちょうど見頃という感じ。
 また駅近&ポカポカ晴天のおかげかそこそこ人出も多く、丘の上の一角には地元商店街からの出店も並び、なかなかの賑わいぶり。

 白・桃・紅と色とりどりの花をつけ、また八重や枝垂れなど様々な品種が植えられており(webによると熱海梅園より種類も本数も多いらしい)、それぞれ目を楽しませてくれます。
 ただ一方で、例えば園内に小川が流れる、とか、梅林を見下ろせる様な起伏がある、といった様な地形的変化には乏しく、また庵や東屋の様な建屋も無い(茶室はあるけど壁の向こう)ため、全体的に単調になってしまっているのが残念なところ。

 梅や桜は引いて撮るとゴチャゴチャしてしまうし、でも寄った写真ばかりだと「どこで撮っても同じ写真」になりがちで、だから何か特長的な地形や人工物などに絡めることで「ここで撮った」という特徴を出せて便利(安直ですが)なのですが、それがなかなか見当たりません。
 唯一ちょっと立派な歌碑が有って、いい感じで枝垂れ梅が添えられているのですが、よりによってその真ん前に箱が置かれていて台無し状態(俳句コンテストの応募箱。もう少し気を遣えばいいのに…)。

 それでも気が付けば園内をノンビリ歩いて回って2時間弱。晴天のもと適度に散歩も楽しむことができて、ちょうど昼時。何か無いかな、と駅まわりをぐるりと一周。気分的にはファミレスは論外、ラーメンとかでも無いよなぁ、蕎麦…寿司…と歩いている内に見かけた「うなぎ」の文字。うん、これ、ってことでお店に入って白焼きをつまみながら熱燗を一杯。やはり梅を見た後は「和」だよなぁ、とそれなりに満足の一日でした。

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