時之栖(御殿場)

水のある風景

 いつもとはちょっと違う温泉に行きたいなぁと思ってじゃらんを眺めている内にふと数年前に行った御殿場の「時之栖」を思い出して、ホームページをチェック、運良く土日が空いていたので即予約。

 ここは御殿場高原ホテルを中心にビール醸造所,温泉,各種グラウンドなどの運動施設が集まっていて、特に広い敷地いっぱいを使った冬のイルミネーションが有名なところ。温泉で暖まって、美味しいビールを飲んで、幻想的なイルミネーションを楽しむ。これぞ冬の醍醐味!

 午後早めに着いて園内を暫く散歩。上天気の元、見損ねていた紅葉を愛でつつ向かったのは茶目湯殿。ここは2つある温泉施設の一つで、特徴は「18禁(と言っても妖しい世界ではありません)」。スーパー銭湯とかで時々見かける「走りまわっている子供」がいないので静かにゆったり楽しめるのが魅力。
 そして最大のウリは「富士山」。一度浴場を出て浴衣(など)を着て移動するのは面倒ですが、丘の斜面にある階段を上った先にある「天空の場」は女湯との境以外には壁もない吹きっ晒しの浴槽が一つ。富士山に向かって遮るものが何も無く、その雄大な姿を眺めながらお湯に浸かる、という趣向。これが実に爽快で、暫く時間を忘れて景色を楽しんでしまいました。

 今年の冬はイルミネーションに加えてもう一つ、「ヴェルサイユの光」と名付けられた、音楽に合わせて色とりどりにライトアップされた水が噴き上がる噴水ショー。最大高さ70mまで噴き上がる、という水が織りなす世界は、ちょうど連続する仕掛け花火を見ている様でもあり、時にロマンチック、時に大迫力。他と異なりココだけ有料でしたが、大満足の演し物でした。

 その後イルミネーションの中を散歩。前回来た時にはメインストリートは一面LEDで覆われた大きなトンネル状になっていて、光の中を歩いているようでとても綺麗でした。それに対して今回は「空一面を覆うコウノトリの大群が飛んでいく姿」をイメージしたそう。道の脇は光の草原をイメージした感じで結構綺麗なのですが、肝心のメインストリートはコウノトリ自体は自分では光らないので、ちょっと残念な結果に。率直に言うと前回の方が遥かに感動モノでした。

 夕食はビール醸造所併設のレストランで。イルミネーションに連れられて結構賑わっていましたが、宿泊とセットで予約しておいたのでスンナリ。前回飲めなかった分まで楽しもう!ってことで数種類のビールを楽しみながらソーセージ、ローストビーフ等々。生バンド(シャンソンかな?)を聞きながらすっかりリラックス、楽しく夜が更けていきました。

 一夜明けて翌日は、沼津港にあるイワシ料理屋さん「磯はる」へ。鰯尽くしの料理はどれも美味しかったけど、沼津港再開発のため(⁈)お店が小綺麗だけど少し引っ込んだところに移転しており、そのせいかお店の賑わいも以前ほどには見えない、というのがちと残念でした。

hisashi

hisashi

長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

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