googleマップで「江戸~昭和初期らしき町の様子」を再現したエリアの写真がきっかけで、来たいと思っていた博物館。他にも和船作りの技術を残そうとしていたり、一般的な市町村の郷土資料館としてはかなり頑張っている感じです。
「TDRの街-浦安」の「TDRが来る前の姿」を残そうとして作られた(すみません、勝手な想像です)郷土資料館で、「漁師町~埋め立て~TDR~現在」と変わっていく浦安の町の様子を示す展示エリアと、漁をしていたころの漁船(もちろん和船)の展示エリアなどがあり、コンパクトながら浦安の歴史をしっかり残していこう、という気概が感じられる施設です(まぁそれだけ変化が激しかったから、かもね)。
特に漁船のコーナーは工作所にもなっていて、実際に船や船のミニチュアを作っている様子を直に見ることが可能です(さすがに「元」含めて本職の船大工では無いと思いますが、単に作業風景を見せるだけの「なんちゃって」ではなく、ちゃんと船づくりの技術を残していこうとしているみたい)。
一方の”町再現エリア”。こちらは実際には終戦後(昭和25年頃)だそうですが、小さいながら川(海かも?)には和船が浮かべられ(乗船体験可)、他に複数の商店やお寿司屋さん・お風呂屋さんなどなど。
中へ入ることができる建物は一部に限られる他、個々の建物や暮らしの様子などの説明や演出などはほとんど為されていないので、よりリアリティを求めるなら江東区の深川江戸資料館の方が素晴らしいですが、こちらは水鉄砲や竹馬など当時を模した玩具(多分学芸員さんやボランティアなどによる手作りっぽい)で自由に遊べる様になっているなど素朴な感じ。
全体的に地元の人たち(特に外から引っ越してきた子供達)が気軽に訪れて、「自分たちの町は昔こうだった」と感じられる様な地域密着型の良施設だなぁ、と思いました。
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