夏休み2019 #3;長野(3日目最終日)

お出かけ

 長野3日目、最終日。今日の目的は基本的には「帰宅」に尽きますが、中央道経由だった往路に対して復路は関越経由とし、せっかくなので佐久で鯉料理を画策。無事美味しい鯉をいただいて、ついでに健康長寿祈願でお参りして、楽しかった2泊3日の長野旅行が終了しました。

 3日目の朝は、ドーミーインの朝食から。ここはどこも「土地の食事」をビュッフェ形式で出してくれるのが楽しみなのですが、やはり信州料理には「コレ!」という共通した特徴や様式は無い様で、蕎麦と野沢菜のお焼きがあった程度でちょっと残念(もちろん、普通に美味しい定番おかずはズラリと揃っているのですが)。

 お昼を食べる佐久までは1時間余で着いてしまうので、チェックアウト時間ギリギリまで部屋でノンビリしてから出発。昨日まではあんなに晴れていたのに、今日はかなりどんより模様。幸いにも台風による雨は避けられそうですが、そこそこ風は強そうなのでスピード控えめで一路佐久へ。

 google mapで「佐久 鯉料理」で検索し、最初に出てくる「割烹」はちょっと敷居が高そうなので2番目の「食堂」狙いで中込駅へ。クルマを停めて食堂へ行くと、なんと「本日貸切」という非情な張り紙… でも佐久は鯉の街(のはず)だからたくさん店があるに違いない!とまわりを見回すと、食堂の反対側にも「鯉」の看板。ホッとして入ったのですが、実はここは料理屋に素材として鯉を卸している「養殖屋」さん。でもあきらめず、「このヘンに美味しいお店はありませんか?」「向かいの食堂は?」「貸切なんです…」という会話の後、ではここが、と教えてくれたのは、実はgoogle mapで1番目にヒットする「割烹」でした。

 割烹「花月」の向かいに祀られているのは「ぴんころ地蔵」。正確には、花月は「成田山薬師寺」というお寺(薬師寺ですが、なぜか本堂に祀られているのは成田山からいただいたお不動様らしい)の参道沿いにあり(とはいっても道幅4~5m,山門までの長さ100m程度のミニサイズですが)、「ぴんころ地蔵」は2003年になってから山門脇に作られたものだそう。

 「ぴんころ」の語源は「ぴんぴん、ころり」、つまり健康長寿をお願いするお地蔵様なので「薬師寺」とは縁遠からず、というところかもしれませんが、佐久市は沖縄を抜いて長寿日本一となった長野県の中でも特に長寿の街として知られるそうで(また佐久鯉も「健康に良い」とされている様)、またそもそも長寿検討体操「ピンピンコロリ運動」が考案されたのも長野県ということで、ここに作られたそう。
 「ぴんころ地蔵」は結構他の場所にもある様ですが、そんな経緯でココが本家と考えて良い様です。

 まぁ、実際には「今風」のお地蔵様が立っていて、脇の井戸からは佐久のキレイな水を自由に飲める、という程度のものですが、ちゃんと薬師寺ではお地蔵様のご朱印ももらえる様。地元商店街(振興組合)も「ぴんころ会」と名乗るくらいの力の入れようで、全国に向けて盛り上げを図っている様です。

 せっかくなのでお地蔵さまと、奥の本堂のお不動様に健康長寿を祈願して、これで長野旅行は略終了(あとは帰るだけ)。
 夏休みなのでそれなりに混雑している個所もありましたが、まぁ想定の範囲内程度で終わってそこそこ早めの時間に帰着することができました。

hisashi

hisashi

長年の間にあちこちの引き出しに少しずつ溜まったガラクタを ただただ、適当にひっくり返して並べてみました。

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