普段と違うところを通ってみよう、と思って偶然訪れたアメリカ山公園。ちょうどモッコウバラがキレイに咲いていて、とても気落ち良い公園でした。
横浜山手の観光スポットの一つである元町公園～外人墓地まわりを訪れた人の大半はそのまま港が見える丘公園側へ抜けてフランス山公園を経て元町商店街や山下公園方面へ降りていく、というのがスタンダードだと思いますが、それとは別に、気象台の左にある細い道を降りて行った先にあるのが「アメリカ山公園」。
実際にはアメリカとそれほど深い関わりがあったわけでは無さそうですが、近くにある「フランス山」や「イタリア山」の流れで「アメリカ山」と名づけられた様。
みなとみらい線「元町・中華街」駅の駅舎上部を増築し、建物上部を隣接する丘陵地と一体的に整備した、全国初の立体都市公園です。横浜開港期の面影をとどめる元町山手地区に位置しており、全国的な知名度を誇る横浜元町商店街や横浜中華街、外国人墓地、山手西洋館群、港の見える丘公園などの観光スポットにも近く、多くの利用者が訪れます。公園内のエレベーターとエスカレーターで、元町エリアと丘の上の山手エリアを結びます。
入口正面にキレイな芝生広場が広がり、その手前左手には小さな黄色の花が柵に絡みつくようにビッシリ、満開。何の花だろう？と思って調べてみたら「モッコウバラ」という原種のバラで、さらに公園の奥には白いモッコウバラに覆われたアーケード状の小径も。
周辺の公園はどこもバラに力を入れているもののまだ少し時期が早い、と思っていたのですが、モッコウバラは少し早めに咲く様で、思いがけず見頃の時期に訪れることができました。
ここは山手の台地のヘリにあるコンパクトな公園ですが、グリーンの芝生を中心に草花がキレイに植えられており、それほど人出も多くなくてゴミゴミしておらず、とても気持ち良い公園です。
また実は公園の一部は元町・中華街駅の屋上になっており、駅舎内から直接エスカレータやエレベータで上がって公園に入ることができる、という不思議な造りになっています。
このため、港が見える丘公園やイタリア山公園よりも断然アクセス良くバラなど季節の花を楽しめる、穴場スポットと言えそうです。
冬にはイルミネーションもやっている様だし、みなとみらいの夜景なども楽しめそうなので、ぜひまた来ようと思います。
