かつて毎日のスケジュール管理は手帳が当たり前だった。やがて一部の人が小さい「電子手帳」を使う様になった。時間が来ると知らせてくれるのがとても便利だったけど、一々入力するのが面倒だった。
 やがて高機能化とともに「PDA」と呼ばれる様になり、そして「スマホ」に取り込まれた。
 スケジュールがPC含めてネット上で共有可能となって一々書き写さなくて済む様になり、さらにあらゆる情報が手元で扱えるようになり、そして誰もが手放せないものになった。
 毎日触れるものだから、どんなにホレ込んだ相手でも、ホンのちょっとでも気になる点があると、あっという間に醒めてしまう。
 毎日気持ちよく過ごすためには毎日「お気に入りのモノに触れる」ことがとっても大切で、だから一ヶ所でも妥協してはいけない、と思う。

#20 Apple iPhone 13 mini(2022~)
#19 Apple iPhone 12 mini(2020~2022)
#18 Apple iPad mini 5(2019~)
#17 Apple iPhone 8(2017~2020)
#16 Apple iPhone 6s(2015~2017)
#15 Apple iPad mini retina(2014~)
#14 Apple iPhone 5s(2013~2015)
#13 Apple iPhone 5(2012~2013)
#12 Apple ”新しい”iPad(2012~2014)
#11 Apple iPhone 4S(2011~2012)
#10 Apple iPad(2010~2012)
#9 Apple iPhone 3GS(2010~2011)
#8 MiTAC Digi-Walker Mio 168RS(2006)
#7 SONY Clie TH55(2005~2010)
 Clie販売終了を見越したPocket PCへの移行でしたが、結局断念。すでに注文生産となっていたClie最終モデルTH55を購入。
 TH55はその名の通りTシリーズの最終進化版で、T650Cとほぼ同サイズの筐体に新OSとパワフルなCPUとメモリ32MBが押し込まれ、音楽再生はもちろん、無線LANとカメラまで実装してしまった究極のPalm機。Palmウェアの大半はそのまま使えて、よりキレイでレスポンスがいい、最強のPDA。
 残念ながらこれが日本語が使える最後のPalm機になってしまい、壊れたらどうしようかなぁ、その頃には秘書がついたから最早PDAなんて必要としない、なんてことにはなっていないだろうしなぁ…と思っているうちに、ついにに電源が入らなくなってご臨終(2010/2)。名機だったなぁ。
#6 HP iPAQ rz1717(2005)
 すっかり気に入っていたT650Cが徐々に調子が悪くなり買い換えを検討しだした矢先に「SonyのClie撤退」がアナウンスされ、仕方なくPocket PCへの移行を検討。どれも筐体が大きい無骨なモノばかりで、しかも展示品も紹介本も見つからず、Pocket PCの仕様など全くわからないまま、他に選択肢が無く通販でiPAQ rz1717を購入。
 しかしPocket PCには「データ個別にパスワードをかけられない」という致命的な欠点があり、ビジネスユースに耐えるものではありませんでした。オンラインソフトを探してみても金儲け目当ての貧弱なものばかりで使えるモノもなく、結局僅か2日で使用を断念し、知人にあげてしまいました。
#5 SONY Clie T650C(2002~2005)
 N750C発売から2ヶ月後新たにTシリーズ(T600C)が発表。NシリーズがA&V強化路線を歩んだのに対して、音楽再生機能が外されたかわりに大幅に薄くなって携帯性が増すとともに、メモリも8MBから16MBへ拡張された、PDA王道路線を行くものでした。
 ところがさらに半年後、再び同じ筐体に音楽再生機能を押し込んだだけでなく、CPUのクロックを倍化したT650Cが発表され、結局私はガマンできず、予約購入。
 このT650Cはサイズも機能も文句をつけるところが全くなく、PDAとして完成の域に達していたと言っても過言ではないと思います。
#4 SONY Clie N750C(2001~2002)
 S500Cは液晶が暗く視認性に難があったのですが、N700Cで明るさとともに画面解像度が倍増し、一気に視認性が高まりました。Palmは基本的に160×160ピクセル画面なのですがSonyは320×320のハイレゾ画面を採用し、表示可能な情報量が格段に増えて表現力が増しただけでなく、表計算ソフトでの一覧性が増すなど、ビジネス機として大きなアドバンテージとなりました。
 さらにその後追い打ちをかける様に、同じ筐体にMP3などの音楽再生機能を追加したN750Cが発表され、日本でのClieの絶対優位性を確立。そしてこれには私もガマンしきれず、即座に購入してしまいました。
#3 SONY Clie PEG-S500C(2001)
 いよいよ忙しくなり会社で使っているOutlookとシンクロできるPDAがどうしても欲しくなりました。Interlinkの経験も踏まえて「シャツの胸ポケットに入る大きさ」「Outlookとシンクロ可能」「外部メモリが使えること」を必須条件として物色したところ、唯一SonyのClie S500Cがヒット。
 ClieらPalm OS機の魅力は「世界中の熱いユーザー達が産み出した豊富なソフトウェア群」にあります。使い勝手が気になったり、こんなこともできたらいいなぁ、と思うことでも、自分にあったソフトが簡単に見付かります。おかげで、スッカリPalmから離れられなくなってしまいました。
#2 Victor Interlink MP-C101(2000)
 海外出張が増え機内での物書きや現地での持ち歩き用に電池で長時間使えるマシンが欲しくなり、「キーボード付」で検討した結果、VictorのInterlinkを購入しました。A5サイズの大きさが最後まで気になったのですが、本命だったHPのJournadaの厚さ(35mm)がガマンできず、他に選択肢が見付かりませんでした。
 デジカメのデータストレージ機能を期待してMicroDriveも購入しましたが、やはりその大きさがネックとなって殆ど持ち歩かなくなり、またデジカメサポートについてもCFカードからMicroDriveへのデータ転送の遅さに呆れ、これまた「実用に足るモノとは思われず」でした。結局使ったのは最初の半月くらいで休眠状態となり、その後年末には友人に譲ってしまいました。
#1 Sony Palm Top Computer PTC-300(1991~1992)
 まだNewtonすらない1990年にSonyが「持ち歩ける電池駆動のPIM」,Palm Top Computerを発売しました。最初のモデルは持ち歩くのが苦痛なサイズでしたが、翌年発表されたPTC-300は略システム手帳サイズに小型化されており、これが私にとって最初のPDAとなりました。
 手書き入力で、スケジューラ,アドレス帳といった定番PIM機能だけでなく手書きメモや英語辞書なども備え、今のPDAと遜色ないコンセプトの製品でした。しかし残念ながら「発想はいいのだけどハードとインフラが必ずしも追いつかない」ソニー製品らしく、電卓はあっても関数は使えず、拡張ソフトが出る出る、と言われつつほとんど出ず。またパソコンなどとの連携は全く考慮されていないため全ての入力を手入力で行わざるを得ない代物で、結局1年くらい持ち歩きましたがやがて使わなくなってしまいました。
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